研究課題
基盤研究(C)
昨今の過疎農山村研究では限界集落論の影響が強く、地域の消滅が過度に強調される。しかし、そればかりでは過疎は語れない。本研究では地域調査の方法で、過疎農山村(広島県中国山地)住民の定住経歴、定住意識、生活構造等にアプローチした。今回の調査によって、過疎農山村地域にも一定の人口還流はあり、地域住民の定住意識は強く、地域の暮らしを支える、一定の生活基盤は崩れさってはいない事が指摘された。
地域社会学