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2013 年度 研究成果報告書

精神障害者の語りの実践と関心コミュニティの展開可能性

研究課題

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研究課題/領域番号 23530721
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 社会福祉学
研究機関成城大学 (2013)
静岡大学 (2011-2012)

研究代表者

南山 浩二  成城大学, 社会イノベーション学部, 教授 (60293586)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードナラティヴ / 精神障害 / リカバリー / ストレングス / セルフヘルプ / ACT / 地域生活 / 日本
研究概要

本研究は、ストーリーの社会学の観点から、統合失調症や気分障害といった重篤な精神障害がある人々による「病いの体験」を語るという実践が、地域社会に相互支援的なサポートネットワークを展開させていく可能性について明らかにするため行われた。静岡県浜松市にある精神科クリニックのセルフヘルプ活動のためのスペース「虹の家」での精神障害者の諸経験に関し行なわれた質的調査の結果からいくつかの知見を示した。この活動の場が、支援的なコミュニケーションの機会を提供しており、重篤な精神障害がある人々が彼ら自身の物語を共有し、ピアやその他の社会関係の中にサポートを見いだすことを可能にしていることなどが明らかとなった。

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2014 2013 2012 2011

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] あいまいな喪失―存在と不在をめぐる不確実性―2012

    • 著者名/発表者名
      南山浩二
    • 雑誌名

      精神療法(金剛出版)

      巻: 第38巻第4号 ページ: 455-459

  • [雑誌論文] 精神障がい者家族の組織化とモデルストーリー2012

    • 著者名/発表者名
      南山浩二
    • 雑誌名

      人文論集(静岡大学人文学部)

      巻: 第62号の2 ページ: 1-34

  • [雑誌論文] メンタルヘルス領域におけるリカバリー概念の登場とその含意―ロサンゼルス郡精神保健協会ビレッジISAに焦点をあてて―2011

    • 著者名/発表者名
      南山浩二
    • 雑誌名

      人文論集(静岡大学人文学部)

      巻: 第62号の1 ページ: 1-20

    • URL

      http://ir.lib.shizuoka.ac.jp/handle/10297/6178

  • [学会発表] 訪問型支援の理念と実践について2014

    • 著者名/発表者名
      南山浩二
    • 学会等名
      静岡県主催静岡県精神障害者訪問支援推進事業研集会
    • 発表場所
      静岡総合福祉会館(静岡)
    • 年月日
      2014-02-27
    • 招待講演
  • [学会発表] リカバリー志向の家族支援の含意-「家族」へのまなざしの変遷をふまえながら-2013

    • 著者名/発表者名
      南山浩二
    • 学会等名
      ACT(地域包括型支援)全国ネットワーク全国研修会
    • 発表場所
      浜松ACTシティ(静岡)
    • 年月日
      2013-11-24
    • 招待講演
  • [学会発表] 薬害HIV感染被害者の現在/将来の<生>をめぐる語り」ラウンドテーブル「「生きなおす」語りの分析-「病気/健康」を凌駕するわたしたちの生き方―2013

    • 著者名/発表者名
      南山浩二
    • 学会等名
      第39回日本保健医療社会学会大会
    • 発表場所
      東洋大学(埼玉)
    • 年月日
      2013-05-19
  • [学会発表] ウェブログにおける生きられた経験の語りとその共有をめぐって2012

    • 著者名/発表者名
      南山浩二
    • 学会等名
      日本質的心理学会第9回大会会員企画シンポジウム「当事者が捉えるウェブログによる"つながり"から新しい支援の可能性を探る
    • 発表場所
      東京都市大学(神奈川)
    • 年月日
      2012-09-02
  • [学会発表] 「家族」への<まなざし>の変遷とその含意~精神障害者家族支援に焦点をあてて~2011

    • 著者名/発表者名
      南山浩二
    • 学会等名
      日本質的心理学会第8回大会会員企画シンポジウム「Evidenceから"当事者としての家族"支援を考える」
    • 発表場所
      安田女子大学(広島)
    • 年月日
      2011-11-26
  • [図書] 『臨床家族社会学』、(南山浩二執筆、「臨床家族社会学と質的研究法」、「精神障がい者と家族」、「統合失調症と家族支援」)2014

    • 著者名/発表者名
      清水新二編
    • 総ページ数
      48~68, 107~127, 128~150(総頁数285頁)
    • 出版者
      放送大学教育振興会

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公開日: 2015-07-16  

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