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2013 年度 実績報告書

ADHD傾向をもつ成人の課題遂行における注意配分の特徴の解明

研究課題

研究課題/領域番号 23530882
研究機関久留米大学

研究代表者

園田 直子  久留米大学, 文学部, 教授 (50171393)

キーワードADHD傾向 / 不注意 / 順向性注意 / 逆向性注意 / 注意の補足 / 段取り不足 / 衝動性 / 不適応傾向
研究概要

園田・丸野(2011)が考案した重さの系列化課題を用い,ADHD傾向をもつ成人の不注意傾向と遂行方略の関連を検討した。この課題は対の比較を2回ないし3回行うことが必要である。「不注意」・「体調不良」・「対人関係の苦手さ」の得点が高く,ADHD傾向および日常生活における不適応傾向をもつ人は,仮説通り,逆向的注意配分の不足をあらわす「比較1回」方略を使用することがわかった。また,仮説していなかった知見として,衝動性から生じる順向的注意配分の不足をあらわす「比較0」方略による誤りも多くみられた。さらに,誤りにはつながらないが,段取り不足を補う「比較4回以上」方略も不足した注意を補いながら遂行する方略であり,日常生活における不注意・不適応と強く関連することが見出された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 特性としての衝動性・不注意・段取り不足が配列課題の遂行に及ぼす影響

    • 著者名/発表者名
      園田直子
    • 学会等名
      日本発達心理学会第第25会大会
    • 発表場所
      京都大学

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公開日: 2015-05-28  

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