研究課題
基盤研究(C)
有限群の整数表現(完備離散付値環上の表現)において、Lを高さ0の表現加群とし、SをLのソースとする。Lを含むAuslander-Reiten有向グラフの連結成分の形状がA無限型と呼ばれる半平面的に広がる格子状かもしくは半無限に伸びる筒状であることと、Sを含む連結成分の形状がA無限型であることとが同値であることを確かめた。また、Lを簡約化して得られるモジュラー表現加群(正標数の体上の表現加群)が直既約である場合には、Lで終わる概分裂列の中間項が直既約となることが分かった。さらに標数が2の場合では、奇数階数の表現加群を含む連結成分の形状がA無限型であることも証明することができた。
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数理解析研究所講究録1872巻「有限群とその表現, 頂点作用素代数, 代数的組合せ論の研究」
ページ: 140-150
Journal of Algebra
巻: vol.359 ページ: 69-79