研究課題
基盤研究(C)
立方体的方法を用いて、ログ・デフォメーションの相対対数的ドラーム・コホモロジー群上に混合ホッジ構造およびその偏極を構成した。単体的方法から立方体的方法へと修正を行うことにより、一般の対数的スムース退化の研究にも役立つものと期待される。一方、対数的スムース退化の一典型例である、多重円板上のセミステイブルな射に関して、一般ファイバーから得られる純ホッジ構造の退化の様子を研究した。この純ホッジ構造を部分的に退化させる、すなわち多重円板の座標関数の幾つかだけを0にとばした極限を考察するとき、その極限混合ホッジ構造が、座標超平面の幾つかの交わりの上に混合ホッジ構造の許容変動を与えることを証明した。
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Publications of the Research Institute for Mathematical Sciences
巻: vol.50, no.1 ページ: 85-112
10.4171/PRIMS/125