研究成果の概要 |
殆どが非平坦複素空間形(即ち, 複素射影空間または複素双曲型空間)内の等質実超曲面に関する結果である. この複素空間形を外側の空間に取る限り, 全ての測地線が外側の円に写る実超曲面は存在しない. そこである3つの等質実超曲面を考察し特徴付けを与えた.これが本研究計画の主要な結果の一つである. もう一つは, 複素空間形内の極小線織実超曲面の分類問題の解決. 結果は, 外側の空間が複素射影空間と複素双曲型空間で異なることである. 複素射影空間はただ一つの極小線織実超曲面しか有しないが, 複素双曲型空間は極小線織実超曲面を3つ有する. 正曲率の場合と負曲率の場合で結果が異なるのは興味深い.
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