研究概要 |
申請者と金沢大木村の提案した亀裂進展フェーズフィールドモデルに対して,モデルの妥当性の検証と,3次元亀裂進展の数値シミュレーションを行った. モデルの妥当性としては,モードIII亀裂進展における亀裂面に垂直な方向でのフェーズフィールドの平衡解のプロファイルを,正則化パラメータとの関係と,微小亀裂(またはダメージ)の量による亀裂本数の変化において調べた. 3次元亀裂進展については,このモデルから導出した方程式を用いてモードI+IIIにおける亀裂面の旋回を数値シミュレーションで再現し,また,大規模数値シミュレーションのための高速コードの開発や,データの立体視に対応した可視化ソフトの作成を行った.
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