複素簡約線形リー群Gに付随するグラスマン多様体上の余接束の局所自明な積束をアフィン変換で貼合わせて構成される捩れ余接束が,捩れ運動量写像により複素余随伴軌道と同型となること,捩れ運動量写像は捩れ余接束上の運動量写像になることを明らかにした.またGの非コンパクト実型による余随伴軌道の(捩れ)余接束への埋込みを,捩れ運動量写像およびユニタリ表現の最高ウェイトベクトルを用いて構成した.さらに,シンプレクティックベクトル空間の運動量写像を正準量子化することにより,Weil表現が得られること,その随伴多様体が量子化の際に選んだラグランジュ部分空間の運動量写像による像に一致することを示した.
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