研究課題
基盤研究(C)
量子ビットの制御問題と輸送問題の視点に立ち,行列係数のシュレディンガー作用素に対するスペクトル解析と作用素解析を行った。前者の問題に関しては,ラビ模型とその回転波近似で得られるジェインズ・カミングス模型と呼ばれる2準位(人工)原子と1モード光子が相互作用する数理モデルのスペクトル解析を行い,原子・光間の相互作用の強さを決める結合定数を大きくして行く過程での数学的性質を調べた。後者の問題に関しては,電子のスピンで実現するスピントロニック量子ビットに対する,量子トンネリング位相因子の数学的性質を明らかにする研究を行った。
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