研究課題
基盤研究(C)
発散形および非発散形の強楕円型作用素をディリクレ境界条件の下で考え,この作用素がLpソボレフ空間の間の同型写像を与えることを示した。先行結果と比べると,係数と領域の境界に関する滑らかさの条件を究極まで弱めたことに意義がある。この系として,楕円型偏微分方程式の解が,係数および領域の境界の滑らかさに応じて滑らかになるという正則性定理を従来の仮定よりも弱い条件の下で導いた。類似の結果が古典的な微分可能性と関連するヘルダー連続な関数空間の枠組みでも成り立つことを示した。
偏微分方程式論