本研究では、マイクロギャップ誘電体バリア放電を用いて、空間対称性を有し局在性の高い自己組織構造である散逸ソリトンを生成し、この安定性の向上について研究を行い、以下の成果を得た。 1.バリア容量の調整によってフィラメントの六角構造の格子定数を制御することができた。2.複数放電セルの放電開始タイミング制御をPICマイコンによって行い、正味の放電維持時間を長くすることを可能にした。3.珪酸ビスマス結晶を用いて誘電体バリア表面の電荷を測定し、自己組織構造生成時の表面電荷密度分布の時間発展の観測が可能となった。
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