研究課題
基盤研究(C)
ニトリドレニウム錯体とセレンとの反応からセレノニトロシル(NSe)錯体が得られた。最終的に構造は予備的ではあるがX線構造解析によって確認した。ジチオカルバマト配位子をもつ求核性のニトリドモリブデン錯体とセレンとの反応では、ジチオカルバマト配位子の分解が起こる、あるいは、溶媒にもちいた二硫化炭素(CS2)が反応し、チオニトロシル(NS)錯体やイソチオシアナト(NCS)錯体を生成した。後者の反応は、金属錯体によってCS2が還元的不均化で形式的にSとCSを生成する珍しい系である。一方、テトラアニオン配位子をもつ求電子性のニトリドルテニウム錯体とイオウとの反応では、対応するNS錯体が速やかに生成した。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (9件) 学会発表 (13件) 図書 (1件)
S. Chem. Commun
巻: 50 ページ: 204-206
Dalton Trans
巻: 42 ページ: 16166-16175
Organometallics
巻: 32 ページ: 4353-4358
Org. Lett
巻: 15 ページ: 2684-2687
J. Org. Chem
巻: 78 ページ: 3553-3560
巻: 31 ページ: 5150-5158
J. Am. Chem. Soc
巻: 134 ページ: 17746-17756
Chem. Lett
巻: 41 ページ: 2-8
Coord. Chem. Rev
巻: 256 ページ: 589-605