研究課題
基盤研究(C)
準安定ヘリウム原子は固体表面で脱励起する現象を利用して、表面最外層の電子状態を抽出できる。ところが、表面-原子間で生じる電子放出プロセスは複数あり、スペクトルの解釈が難しい。もし準安定ヘリウム原子の速度を変えることができれば、脱励起過程についての情報が得られ、スペクトルの解釈も容易になる。本研究では、ヘリウムイオン源を立ち上げ、減速レンズ、電荷交換室を設計製作し、速度可変型準安定ヘリウム原子源を製作した。今後はこのビーム源を用いて各種表面の電子状態を調べる予定である。
すべて 2014 2013 2012 2011
すべて 学会発表 (5件)