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2013 年度 研究成果報告書

熱塑性変形を利用したバルク金属ガラスの常温弾性率の制御技術開発

研究課題

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研究課題/領域番号 23560121
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生産工学・加工学
研究機関三重大学

研究代表者

吉川 高正  三重大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (10505902)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワードバルク金属ガラス / 熱塑性変形 / 弾性率 / 常温 / 結晶化
研究概要

ジルコニウム基バルク金属ガラスに高温中での塑性変形(熱塑性変形)を加え,材料内部に微細な結晶粒を分散析出させることで,成形後の材料の常温におけるバネ特性(弾性係数)を変化させることが本研究の目的である.特に,熱塑性変形時の各種変形条件による,常温復帰後の弾性係数の変化を調査した.その結果,変形条件の特定は困難であったが,鋳放し材よりも高い弾性係数を示すようになる場合は,破断ひずみの減少とともに,脆性的に強度が低下する傾向が認められた.一方,弾性係数が低下する場合は,破断ひずみは鋳放し材とほとんど変化せず,より低い応力でしなやかに変形する材料に変化することが確認された.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2013 2011 その他

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 非晶性金属材料の材料力学(不均質欠陥理論に基づく弾塑性有限要素解析)2013

    • 著者名/発表者名
      渋谷陽二,譯田真人,吉川高正
    • 雑誌名

      日本機械学会論文集(A編)

      巻: 79巻 ページ: 1807-1817

  • [雑誌論文] ジルコニウム基バルク金属ガラスの熱塑性変形による常温引張ぜい性の改善2011

    • 著者名/発表者名
      吉川高正,山下祐輝,稲葉忠司,徳田正孝
    • 雑誌名

      材料

      巻: 60巻 ページ: 533-539

  • [学会発表] Zr_<55>Cu_30Al_<10>Ni_5バルク金属ガラスの常温縦弾性係数に関する熱塑性変形の影響2011

    • 著者名/発表者名
      吉川高正,稲葉忠司,室耕太郎
    • 学会等名
      日本機械学会2011年度年次大会
    • 年月日
      20110900
  • [備考]

    • URL

      http://www.vivi.mach.mie-u.ac.jp/data/

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公開日: 2015-07-16  

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