３次元集積回路のレイアウト設計手法の研究

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23560482
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: システム工学
• 研究機関: 東京農工大学
• 研究代表者: 藤吉 邦洋 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80242569)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: システム情報（知識）処理 / 3次元集積回路レイアウト / 表現方法 / 解空間

研究概要

本研究では、3次元集積回路のフロアプラン設計をSimulated Annealing法(SA法)などの探索手法を用いて探索するため、隣接する能動層との領域の隣接関係情報を保持する表現方法について、重矩形分割、これと1対1対応するMulti-sequence、探索容易なFT-squeezeという表現方法を提案した。
また、効率よく探索できる3次元フロアプラン表現方法とその隣接解生成法を提案し、比較実験により有効性を確認した．
最後に、SA法を用いて解を探索するために必須である「隣接解生成法」について、幾何数列を取り入れた新しい解空間の構成法を提案し．計算機実験によって，その有効性を確かめた．

研究成果

• [雑誌論文] 矩形分割を重ねて得られる図形による3D-LSIフロアプラン表現 (2014)
  • 著者名/発表者名: 太田秀典,藤吉邦洋
  • 雑誌名: 電子情報通信学会和文論文誌(D) 巻: Vol.J97-D, No.1 ページ: 204–215
  • 査読あり
• [雑誌論文] A Method of Analog IC Placement with Common Centroid Constraints (2014)
  • 著者名/発表者名: Keitaro Ue, Kunihiro Fujiyoshi
  • 雑誌名: IEICE Trans. Fundamentals 巻: Vol.E97-A, No.1 ページ: 339–346
  • DOI: 10.1587/transfun.E97.A.339
  • 査読あり
• [雑誌論文] 最小コストフローを用いた指定長配線手法 (2014)
  • 著者名/発表者名: 山根一夫,藤吉邦洋
  • 雑誌名: 電子情報通信学会和文論文誌(A) 巻: Vol.J97-A, No.1 ページ: 23–32
  • 査読あり
• [雑誌論文] 三次元LSIのフロアプラン探索に適した解空間 (2013)
  • 著者名/発表者名: 手塚寛,藤吉邦洋
  • 雑誌名: 電子情報通信学会和文論文誌(A) 巻: Vol.J96-A, No.3 ページ: 129–133
  • 査読あり
• [学会発表] Simulated Annealing法探索に適した解空間の構成法に関する研究 (2014)
  • 著者名/発表者名: 手塚寛,藤吉邦洋
  • 学会等名: 電子情報通信学会VLSI設計技術研究会
  • 発表場所: 沖縄青年会館
  • 年月日: 2014-03-04
• [学会発表] アナログ集積回路での近接共通重心配置に関する研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 室辰健一郎,藤吉邦洋
  • 学会等名: 電子情報通信学会VLSI設計技術研究会
  • 発表場所: 鹿児島県文化センター
  • 年月日: 2013-11-27
• [学会発表] 矩形分割の3n-4ビット表現の性質を利用した探索手法に関する研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 小貝和史,藤吉邦洋
  • 学会等名: 電子情報通信学会回路システム研究会
  • 発表場所: 花巻南温泉峡渡り温泉さつき
  • 年月日: 2013-11-06
• [学会発表] A Routing Method Using Minimum Cost Flow Algorithm for Routes with Target Wire Lengths (2013)
  • 著者名/発表者名: Kunihiro Fujiyoshi, Kazuo Yamane
  • 学会等名: the Workshop on Synthesis And System Integration of Mixed Information Technologies (SASIMI) 2013
  • 発表場所: ホテル札幌ガーデンパレス
  • 年月日: 2013-10-21
• [学会発表] Simulated Annealing法に基づいた自動マーキングシステムの一手法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 原田昌之,大島津佳,藤吉邦洋
  • 学会等名: 電子情報通信学会回路とシステム研究会
  • 発表場所: 熊本大学
  • 年月日: 2013-07-12
• [学会発表] 分枝限定法を用いた,重ね合わされるプリント基板への素子配置手法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 松浦哲也,藤吉邦洋
  • 学会等名: 電子情報通信学会回路とシステム研究会
  • 発表場所: 慶應義塾大学鶴岡タウンキャンパス
  • 年月日: 2013-03-15
• [学会発表] 最小コストフローを用いた,指定長配線の改良手法 (2013)
  • 著者名/発表者名: 山根一夫,藤吉邦洋
  • 学会等名: 電子情報通信学会VLSI設計技術研究会
  • 発表場所: 慶應義塾大学日吉キャンパス
  • 年月日: 2013-01-16
• [学会発表] An Efficient Solution Space for Floorplan of 3D-LSI (2012)
  • 著者名/発表者名: Hiroshi Tezuka, Kunihiro Fujiyoshi
  • 学会等名: IEEE International Conference on Electronics, Circuits, and Systems (ICECS2012)
  • 発表場所: Seville, Spain
  • 年月日: 2012-12-11
• [学会発表] アナログ集積回路での近接共通重心配置制約を考慮した配置手法の研究 (2012)
  • 著者名/発表者名: 藤吉邦洋,上慧太朗
  • 学会等名: 電子情報通信学会VLSI設計技術研究会
  • 発表場所: 九州大学医学部百年講堂
  • 年月日: 2012-11-28
• [学会発表] 重ね合わされるプリント基板上への素子配置手法 (2012)
  • 著者名/発表者名: 松浦哲也,藤吉邦洋
  • 学会等名: 電子情報通信学会VLSI設計技術研究会
  • 発表場所: 北九州国際会議場
  • 年月日: 2012-05-31
• [学会発表] A Method of Analog IC Placement with Common Centroid Constraints (2012)
  • 著者名/発表者名: Keitaro Ue, Kunihiro Fujiyoshi
  • 学会等名: the Workshop on Synthesis And System Integration of Mixed Information Technologies (SASIMI) 2012
  • 発表場所: B-con Plaza,別府
  • 年月日: 2012-03-09
• [学会発表] A Novel Representation for 3D-LSI Floorplan : Merged FT Squeeze (2012)
  • 著者名/発表者名: Ryutaro Hayashi, Hidenori Ohta, Kunihiro Fujiyoshi
  • 学会等名: IEEE Latin American Symposium on Circuits and Systems (LASCAS 2012)
  • 発表場所: Playa del Carmen, Mexico
  • 年月日: 2012-02-29
• [学会発表] 3D-LSIフロアプランの表現方法:Merged FT Squeeze (2011)
  • 著者名/発表者名: 林龍太朗,太田秀典,藤吉邦洋
  • 学会等名: 第24回回路とシステムワークショップ
  • 発表場所: 淡路島夢舞台国際会議場
  • 年月日: 2011-08-02
• [学会発表] A Novel Representation for Repeated Placement (2011)
  • 著者名/発表者名: Kunihiro Fujiyoshi, Keisuke Ishihara, Wei Liang Tan
  • 学会等名: IEEE International Symposium on Circuits and Systems (ISCAS 2011)
  • 発表場所: Rio de Janeiro, Brazil
  • 年月日: 2011-05-18