住宅における夏期の適切な窓開閉あるいは冷房の発停を居住者に報せる装置(窓開閉アドバイザー)に組み込む窓開閉判断ロジックを開発した。内外温湿度、内外差圧をもとに窓の好ましい開閉を判断する既開発のロジックをもとに、冷房負荷の削減、あるいは窓開放時間の増大を目的として、①窓開けと冷房の併用の可否、②複数開口のうちどの開口を開けることが好ましいか、③外出時に窓を開けた方が良いか否か、④就寝開始時に窓開けて寝た方が良いかどうか、といった点について、具体的な判断ロジックの構築、あるいは各判断を行うことによる効果があるかどうかについて、数値シミュレーションおよび居住者モニター試験によって明らかにした。
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