バリヤー放電によるオゾン発生には、電極に誘電体層必要となるが、この誘電体としてこれまで鉛ガラスが使用されてきたが、RoHS規制により鉛ガラスの生産が中止となったため、これに替わる誘電体として、ホウケイ酸ガラスを用いオゾン発生の実験を行ったところK2Oを多く含むホウ珪酸ガラスが鉛ガラスとほぼ同等の発生量を示すことが確認できた。 次に、オゾン発生用の電源、発生効率を測定するためのオシロスコープを用いた結果、アルカリ土類を含む新組成のホウケイ酸ガラスが、従来から使用されている鉛ガラスやホウ珪酸ガラスの効率より優れたオゾン発生特性およびオゾン発生効率を示すガラス材料を探索することができた。
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