研究課題
基盤研究(C)
ラット胎盤における血管内皮細胞増殖因子(VEGF)発現に及ぼすNOの影響を検討した。NOS阻害剤L-NAME投与後のNO産生を解析した。NO産生はL-NAMEにより対照群の約15%に減少した。VEGF発現はNOS阻害6時間では減少し、24時間では回復した。また、低酸素誘導因子(HIF)-1αと誘導型NOSの発現は増加した。組織片培養ではiNOS誘導剤であるリポ多糖により増加したVEGF発現はL-NAMEとの併用により減少した。これらの結果は、in vivoとin vitroでNOはVEGF発現を誘導し、NO産生はHIF-1aを介したVEGFとの相互作用により維持されている可能性を示唆した。
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