研究課題
基盤研究(C)
泌乳初期の乳牛は体調不良に至るリスクが高い。この時期に摂取量減少と泌乳量上昇がある乳牛ではケトン体が上昇する。高ケトン体の牛では免疫機能や繁殖成績が劣るため、ケトン体が乳牛のT細胞に及ぼす影響を調査した。高ケトン体の牛では末梢単核球のmRNA発現量において炎症誘導性サイトカインであるIL-17が高く、妊娠期において上昇するIL-4が低かった。さらに、T細胞の中でIL-17を多く産生するのはγδT細胞であり、IL-4はCD4+T細胞であることが示されたことから、ケトン体はγδT細胞を活性化し、CD4+T細胞を抑制することにより受胎に不適切な免疫状態を誘導する可能性があった。
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Acta Veterinaria Brno
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