研究課題
基盤研究(C)
新型インフルエンザウイルス(A/H1N1pdm)に感染し、抗インフルエンザ薬治療を受けた数百人の患者の臨床検体中のウイルス量とウイルス遺伝子中の耐性変異を調べた。ノイラミニダーゼ阻害薬はH1N1pdmに対してH3N2やB型よりもウイルス排出が良好であるが、10~30%に耐性変異が出現することがわかった。また、免疫を抑制するステロイド治療を受けたH1N1pdm感染小児ではウイルス排出期間が延び、出現した耐性ウイルスも長期に残存した。
ウイルス学