研究課題
基盤研究(C)
本研究では、マイクロダイセクション装置を用いてラット小脳の各神経細胞層 (プルキンエ細胞、顆粒細胞、分子層神経細胞) を分離し、抗酸化酵素のmRNA発現量について検討した。その結果、メチル水銀による顆粒細胞の脆弱性に抗酸化酵素であるMn-SOD, GPx1およびTRxR1発現量の少なさが関与することが示唆された。また、低濃度メチル水銀の胎児期曝露によって神経病変を誘発せずに神経機能障害 (協調運動障害) を発症する原因について探究し、低濃度メチル水銀によって小脳顆粒細胞特異的なシナプス形成不全が生じていることを見出した。
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http://www.nimd.go.jp/kakubu/kiso/fujimura.html