研究課題
基盤研究(C)
肥満を基盤とするメタボリックシンドローム(MetS)は、心血管疾患の発症率が高く、慢性全身性炎症状態であるとされるが、血管機能障害におけるprotease-activated receptor-2 (PAR-2)の関連性に着目した報告はない。そこで、MetSモデルラットを用いてPAR-2依存性動脈拡張能を検討した。結果、MetSラットの動脈では、MetSの発症に伴い一酸化窒素(NO)に対する反応性が減弱するが、PAR-2を介した拡張はNO合成酵素活性亢進が生じることにより正常を保持していることを見いだした。また、MetSにおける動脈周囲脂肪組織は、拡張能低下を補っている可能性を見いだした。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (4件) 学会発表 (12件)
Microvascular Research
巻: 88 ページ: 70-78
Canadian Journal of Physiology and Pharmacology
巻: 91 ページ: 124-133
Proceedings of the 10th International Congress on Coronary Artery Disease(Eds; Lewis BS., Borer JS., Flugelman MY., Halon DA.)
ページ: 139-142
Vascular Pharmacology
巻: (submitted)