研究課題
基盤研究(C)
がんが肺へ転移する際に、がん細胞の肺への生着の可能性を高めるような反応が引き起こされることにより、いわゆる転移前土壌が形成される。本研究では、肺における転移前土壌形成に関する分子の相互作用について解析した。転移前土壌の形成により肺での発現が亢進するS100A8、SAA3タンパク質が血管内皮細胞や上皮細胞に発現する酸化LDL受容体やTLR4/MD-2複合体に結合するかどうかを調べたところ、SAA3はTLR4ではなくアクセサリータンパク質であるMD-2に結合することが明らかとなった。また一部のSAA3バリアントが酸化LDL受容体に結合することを見出した。
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