研究課題
基盤研究(C)
本研究の結果、市町村、旧村地域、近隣居住地域の環境要因(例:社会経済状況、検診への関心、ストレス度、社会的規範など)はそこに居住する個人の健康(死亡リスク、循環器疾患の発症リスク、自殺リスク、喫煙行動など健康行動)に個人要因の影響を超えて有意な影響がある可能性が示された。地域の特徴がそこに居住する人の健康に個人の要因の影響を超えて関連することが認められたことは、公衆衛生対策において個人に対するアプローチに加えて市町村ならびに近隣居住地区の物質的環境や社会的環境をより健康増進を促進するものに整備していくといった環境への新たなアプローチが有用である可能性を示唆する。
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