腫瘍溶解性ウイルスによる新規消化管癌治療法の開発

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23590922
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 消化器内科学
• 研究機関: 名古屋市立大学
• 研究代表者: 森 義徳 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80468248)
• 研究分担者: 片岡 洋望 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40381785) ; 三浦 裕 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90285198) ; 粕谷 英樹 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00402636) ; 青山 峰芳 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (70363918)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: レオウイルス / トラスツズマブ

研究概要

HER2陽性胃癌に対してはHER2の分子標的薬トラスツズマブと抗癌剤の併用療法が第一選択となっているが，十分な治療効果が得られていないのが現状である．近年，新たな抗腫瘍療法として腫瘍溶解ウイルスが期待されている．今回我々はHER2陽性胃癌細胞におけるトラスツズマブと腫瘍溶解性レオウイルスの併用による抗腫瘍効果を検討した．HER2陽性胃癌細胞に対するトラスツズマブとレオウイルスの併用は，カスパーゼ3／7を介したアポトーシス誘導により抗腫瘍効果を増強すると考えられた．

研究成果

• [学会発表] 城卓志HER2陽性胃癌細胞に対するトラスツズマブ・レオウイルス併用療法の基礎的検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 濱野真吾, 森義徳, 片岡洋望, 西脇裕高, 田中守, 尾関啓司, 塚本宏延, 海老正秀, 溝下勤, 久保田英嗣, 谷田諭史
  • 学会等名: 第55回日本消化器病学会
  • 発表場所: 品川プリンスホテル(東京都)
  • 年月日: 2013-10-10
• [学会発表] HER2陽性胃癌細胞に対するレオウイルスとトラスツズマブ併用による抗腫瘍効果の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 濱野真吾, 森義徳, 片岡洋望, 田中守, 久保田英嗣, 城卓志
  • 学会等名: 第24回日本消化器癌発生学会総会
  • 発表場所: 石川県立音楽堂(石川県)
  • 年月日: 2013-09-05
• [学会発表] HER2陽性胃癌細胞に対するトラスツズマブと腫瘍溶解性レオウイルス併用による抗腫瘍効果 (2013)
  • 著者名/発表者名: 濱野真吾, 森義徳, 片岡洋望, 西脇裕高, 田中守, 尾関啓司, 塚本宏延, 海老正秀, 溝下勤, 久保田英嗣, 谷田諭史, 青山峰芳, 浅井清文, 城卓志
  • 学会等名: 第45回胃病態機能研究会
  • 発表場所: 名古屋市立大学(愛知県)
  • 年月日: 2013-08-03