研究概要 |
2種類のマウス喘息モデルにおいて、気管支肺胞洗浄液(BALF)中、全肺組織において、組織因子(TF)、第VII因子の発現が亢進していることを確認した。更には、同モデルにおいて、TF-第VII因子阻害作用を有するFVIIaiを腹腔内投与したところ、BALF中の好酸球細胞数の減少、OVA特異的IgE抗体の低下、及び気道過敏性の改善を確認した。以上の結果は、FVIIaiの気管支喘息の新たな治療法の可能性を示唆するものと考えられた。 遺伝子多型研究においては、症例(喘息)-対象研究において、凝固系カスケードに関連する種々の遺伝子(TF,F2R,CC16,CAT)に存在するのSNPsと気管支喘息との関連を見出した。
|