研究課題
基盤研究(C)
新規抗線維化薬であるピルフェニドン(PFD)が骨髄由来の線維細胞 fibrocyte にどの様な作用を有するかを肺線維症モデルマウスを用いて検証した。C57BL/6マウスにブレオマイシン(BLM)を浸透圧ポンプで投与し、PFDを14日間経口投与する予防モデルと,10日目から21日目まで投与する治療モデルを作成した。いずれのモデルでも肺内のfibrocyte (CD45, collagen I陽性細胞と定義)のpool sizeは抑制された。この抑制にはケモカインであるCCL2の抑制とCCL2に対する遊走能の抑制が関与していた。以上の結果は、PFDの新規抗線維化作用の一つと考えられた。
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Respiratory Research
巻: 15巻
10.1186/1465-9921-15-16