研究概要 |
PKCeta多型(rs2230500)は多発性硬化症(multiple sclerosis, MS)および視神経脊髄炎(neuromyelitis optica, NMO)のリスク因子ではなく、臨床経過との関連も認められなかったが、末梢血単球の機能分類では、無治療MSにおいてrs2230500-AA or GA群はGG群と比較してCX3CR1陽性細胞の割合が高く、髄液サイトカイン・ケモカイン測定では寛解期MSおよび一次進行型MSにおいてCXCL8濃度がrs2230500-AA or GA群で有意に高かった。多型間でのマクロファージ・ミクログリア機能の差異が示唆された。
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