研究課題/領域番号 |
23591404
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 京都薬科大学 (2012-2013) 京都府立医科大学 (2011) |
研究代表者 |
芦原 英司 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (70275197)
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研究分担者 |
平位 秀世 京都大学, 大学院医学研究科, 助教 (50315933)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2013
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キーワード | 多発性骨髄腫 / 低酸素 / 骨髄微小環境 / がん幹細胞 |
研究概要 |
新規分子標的薬の開発によっても、多発性骨髄腫 (MM)の症例において治癒が望めないのが現状で、その原因の一つとしてMM幹細胞が残存することがあげられる。そこで本研究ではMM幹細胞の性状解析を進めた。免疫不全マウスに移植したMM細胞が低酸素状態であることから、長期間低酸素状態で生存可能なMM(HA-MM)細胞株を樹立した。この細胞は、幹細胞マーカーを発現し、静止期の細胞集団も多く、がん幹細胞の性状を有することが明らかとなった。またSmad2のリン酸化亢進を認め、TGF-β/Smadシグナル系がMM幹細胞の治療標的である可能性が示唆された。今後骨髄環境との関係から治療標的分子を明らかにしていく。
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