研究課題
基盤研究(C)
正常豚を用いた基礎実験で、低エンドトキシン性ゼラチン(RMG)にシスプラチンを含有させると、溶解とともに抗癌剤が溶出されることが判明している。今回200-500μm、500-1000μmのパウダー状の溶解型ゼラチンスポンジ(溶解型ゼラチンマイクロスクエア;RMP)を作製した。生食内での溶解時間は、120℃熱架橋RMP200-500μmで159.2±12.4h、500-1000μmで168.8±15.9hであった。125℃以上は不溶性であった。120℃RMPを用いた豚肝動脈塞栓術では、肝辺縁に壊死、塞栓物質残存があり、より細径の粒子で壊死率が高く、より細径の動脈に塞栓物質が分布していた。
IVR