研究課題
基盤研究(C)
髄液のクリアランスの低下は、有害物質の脳からの排泄が障害され、認知機能障害の原因として注目されている。老化による髄液のクリアランス低下とleucine-rich alpha-2-glycoprotein (LRG)の発現に着目した。剖検脳では、LRGは大脳皮質のアストロサイトのと小脳のプルキンエ細胞に発現し、加齢によりその発現は増加していた。LRGを脳に過剰発現させたマウスでは、神経細胞変性と神経細胞の減少を認めた。LRGは脳の老化を促進する蛋白である事が明らかになり、LRGの発現を制御することにより、脳の老化を防止できる可能性が示唆された。
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PLoS One
巻: 18,8(9) ページ: e74453
Acta Neurochir Suppl
巻: 113 ページ: 97-101