研究課題
基盤研究(C)
雄SDラットの坐骨神経を結紮する神経障害性疼痛モデルを作製し、3種類のグループに属するカリウム(K)チャネル開口薬を脊髄と脳内に投与し神経障害性疼痛の抑制効果を検討した。その結果、カルシウム活性化Kチャネル(Kca)開口薬が脊髄及び脳内で機械的痛覚過敏と冷的痛覚過敏を抑制した。一方、電位依存性KチャネルとTwo-pore-domain Kチャネルの開口薬は神経障害性疼痛の痛覚過敏を抑制しなかった。本研究からKcaチャネル開口薬には脊髄及び脳内で神経障害性疼痛の抑制作用を持つことが示唆された。
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