研究課題
基盤研究(C)
糖尿病性足潰瘍は、治療に難渋することも多く、新たな治療として再生医療の手段を用いた報告が散見される。われわれも、皮膚由来前駆細胞を細胞源として着目し、糖尿病マウス創傷治癒モデルを用いて、同細胞の創傷治癒に与える影響を検討した。糖尿病マウス背部の皮膚全層欠損に、実験群では皮膚由来前駆細胞懸濁液を、対照群では生理食塩水をそれぞれ局所投与した。創面積の経時的変化・創閉鎖までの日数、蛍光免疫染色にて血管密度・神経密度の評価を行った。細胞投与により創治癒が有意に促進された。また、10日目における血管密度および28日目における神経線維密度が、細胞投与により有意に増加していた。
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