研究課題
基盤研究(C)
短鎖脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の抗線維化作用を明らかにし、最も効果的な組み合わせが酪酸とドコサヘキサエン酸であることを見出した。ヒト皮膚由来およびケロイド由来線維芽細胞を用いて、線維化促進因子のα-SMA、TGF-β1、I型およびIII型コラーゲン発現への抑制効果、細胞増殖の抑制、アポトーシスを促進する作用を明らかにした。また、病態モデルである炎症性サイトカインあるいは緑膿菌由来LPSによる炎症刺激下、TGF-β1刺激下においても強い抗線維化および抗炎症作用が確認された。酪酸の作用機序としてヒストンアセチル化の促進、抗線維化作用を有する脂質メディエーターであるPGE2の産生促進を明らかにした。
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Wound Repair and Regeneration
巻: 22 ページ: A13
静脈経腸栄養
巻: 25 ページ: 33-37
http://www.research.kobe-u.ac.jp/fhs-usami/index.html