研究課題
基盤研究(C)
ビスフォスフォネート系薬剤により発症する顎骨壊死(BRONJ)は、抜歯窩周囲の顎骨露出を伴う重篤な症状を呈する難治性の疾患である。本研究は、BRONJの発症機序の解明と抗炎症薬によるBRONJ予防の可能性について検討を行った。BRONJ発症マウスの解析により、免疫バランスの破綻と過剰な炎症反応の亢進によりBRONJが生じることが示唆された。また、抗炎症薬の投与により、BRONJ症状が軽減した。以上の結果から、抗炎症剤の投与によりBRONJ発症の予防もしくは症状を軽減させる可能性が示唆された。
すべて 2012
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International Journal of Molecular Medicine
巻: 29巻 ページ: 1007-1015
10.3892/ijmm.2012.952