研究課題
基盤研究(C)
副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の血管および骨に対する作用が注目されているが、詳細な解析が行われていない。本研究で、ACTH受容体ノックアウトマウスでは、骨の密度の上昇を認めた。骨になる細胞にACTHを作用させたところ、骨になる細胞へのなりやすさは阻害された。また、骨を壊す細胞においてはなりやすさが促進された。また、ACTH受容体ノックアウトマウスでは血管形成因子VEGF-Dの発現が有意に高かった。本研究の結果、血管形成を促進させる作用のある薬剤として、ACTHが有効であるが、骨形成を阻害する可能性があると考えられた。
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