現代の青少年(子ども)がさまざまなツールやメディアを利用して,ネットワーク上において他者とどのような関わり方をしているかを明らかとすることを目的とした。とりわけ,その関わり方に社会的スキルの違いがどのような影響を及ぼすかについて着目し,その傾向を探った。その結果,メール送信からみた他者への振る舞,SNS利用時における他者への振る舞いのいずれも社会的スキルの違いが影響を及ぼしていることが明らかとなった。また,それらの結果より,社会的スキルの高い者の方が低い者よりも望ましい他者との関わり方の傾向であることが示唆された。
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