本研究では、実用性(低コスト、簡便性)を考慮した上で、視聴者に可能な限り高密度5次元光線情報の再生を実現するためのシステムを構築することを目的とする。具体的には、はじめに視差間隔1mmの超多眼ディスプレイを設計、試作する。これにより5次元情報のうち4次元情報を支援することができる。続いて、本システム上に提示するコンテンツを3DCG映像に限定した上で、無知覚視差法と呼ぶ方式に基づき、微量の運動視差をコンテンツ側で生成するソフトウェア技術を開発する。以上の技術を組み合わせることにより、1視点限定、提示コンテンツが3DCG限定ではあるが、5次元光線情報を完全再現することを可能とする。
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