研究概要 |
関節軟骨の重要な構成物質であるヒアルロン酸HAおよびプロテオグリカンPGの集合体の捕捉手法の指針を得ることを目的として, 特定の場所に分子を分散させて捕捉・固定するチップ基板の開発に取り組んだ。ソフトスタンプ法による転写およびナノリソグラフィによるパターニングを用いて,PG 単分子サイズに相当するナノドットパターン状に配列して基板表面を修飾処理してPG 分子を固定化する手法の開発を行った。また, 基板表面の薄膜ナノ電極対に捕捉したHA 分子バンドルについて, 液中での分子像観察により再溶解挙動を解析した。
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