バイオアクティブな水酸アパタイト(Ca_<10>(PO_4)_6(OH)_2)のナノチューブの作製を二種類の溶液法によって試みた。まず、カルサイト(CaCO_3)と水酸化カルシウム(Ca(OH)_2)を懸濁させた水溶液にリン酸水溶液を温度とpHを制御した条件下で混合し、その後適切に温度を制御した。カルサイトの粒子径が小さいほど生成物の結晶相はカルサイトから水酸アパタイトになりやすく、一次粒子の直径が1μm以下の場合においてのみ、チューブ状の粒子が得られた。次に、α型リン酸三カルシウム(Ca_3(PO_4)_2)にアナターゼ(TiO_2)を共存させた混合粉体を水熱蒸気処理した。適切な反応条件を選択することによって、水酸アパタイトのチューブ状の粒子が得られた。
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