大型船モデルとタグボートモデルの船体、動力部、制御装置、位置計測装置を設計、作成した。位置計測装置の動作確認を兼ね、既存モータボートによる操縦航跡を取得した。操縦者は大型船の操縦経験者と非経験者であった。モータボートの操縦には、大型船の操縦経験による優位性は認められず、船型毎に涵養される操縦感覚の存在が示唆された。 失敗の経験に着目した技量の習熟過程についてのモデル化を検討し、併せて失敗の経験を明示的に組み入れる訓練シナリオの検討を行った。 本助成によりモデルの製作と保守に必要な資機材の確保がなった。今後もモデルの完成度の向上と改良、習熟過程に関する評価実験を継続する。
|