まずたくさんの数値例に対して、A. Nickelによる非可換Brumer予想が成立することを確かめた。今まで知られている定理が適用できないような数値例で、非可換Brumer予想、非可換Brumer-Stark予想が成立する例をたくさん構成した。次に、非可換拡大に含まれる可換拡大のBrumer予想およびBrumer-Stark予想と、非可換Brumer予想・非可換Brumer-Stark予想との関係を調べた。このことにより、特にある種の条件をみたす2面体拡大の場合に、非可換Brumer-Stark予想のやや弱い版が多くの場合に成立することがわかった。
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