研究課題
挑戦的萌芽研究
固体の性質の鍵となる電子がどのようなエネルギーや運動量にあるかを直接知ることができる光電子分光を硬X線領域で、かつ用いるX線の偏光を変えて行う研究技術開発を行った。その結果、表面ではなく固体内部において性質の鍵となる電子がどのような軌道から構成されているかを実験的に知ることが可能になった。偏光制御には2枚のダイアモンド単結晶を本研究で導入した。また、より短期間で多くの情報が得られるように新たな集光技術も導入し、光のスポットサイズ25μmを達成し光電子強度は約6倍にまで上昇した。さらには、これらの手法を電子間のクーロン反発が無視できない強相関物質に適用して電子構造の解明に成功した。
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