研究課題
挑戦的萌芽研究
相互作用する磁性ナノ粒子集合体から成るスピン波メタマテリアルでの、磁気モーメントの歳差運動の解析的モデルを構築し、ギルバート減衰定数の制御が構造制御を通じて可能であることを明らかにした。またスピン波メタマテリアルでのスピントルク発振における、巨視的な減衰定数の解析的な方程式を導いた。有効減衰定数がスピン流に線形に依存する一方、スピントルク発振周波数は注入されたスピン流に影響をうけないことを明らかにした。さらに強磁性金属のミクロンサイズのカイラル構造を作製し、特徴的な電子スピン共鳴信号の観測に成功した。本研究はスピン波を介してメタマテリアルとスピントロニクスを融合させる道を拓いた。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)
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