研究課題
挑戦的萌芽研究
光誘起伝導性物質の機能性発現メカニズムの解明を目的に,光誘起伝導性物質の開拓,および,時間・空間分解ESR測定システムの構築を試みた.単分子型光誘起伝導性TTF誘導体,および,ドナー・アクセプター型共有結合性有機骨格構造のスピンダイナミクスを時間分解ESRにより調べ,電荷分離状態を直接観測すること,および,その寿命を見積ることに成功した.特に後者は長い寿命を持つ高効率物質と見なすことができた.また,時間・空間分解ESR測定システムの構築は完了したものの,十分な空間分解能を得ることができず,磁場勾配コイルの改良が必要なことが明らかになった.
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