研究概要 |
オクタン酸を含む 1,4-ブタンジオール中での酢酸セリウムのソルボサーマル反応により、層状構造を有する Ce(C_7H_15COO)_3・H_2O が得られた。この錯体を 400 ℃焼成することで 180 m2/gと極めて表面積の大きな CeO_2 が得られることを見出した。また、このように合成した高表面積 CeO_2 に Ru を担持した触媒は、ベンジルアルコールの酸化反応に高い活性を示した。酢酸イットリウムとトリスアセチルアセトナトガリウムを 1,4-ブタンジオール中でソルボサーマル反応させると、粒径 300-500 nm の球状の形態を有する Y_3Ga_5O_12 が得られた。本球状形態は、1000 ℃焼成後も維持されることを明らかにした。さらに、合成直後の Y_3Ga_5O_12 に 355 nmの励起光を照射したところ、400-500 nm に特異な発光が現れることも見出した。
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