研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、THz波帯の電磁波を対象に、波長と構造寸法が同程度のいわゆる共鳴領域において特徴的に振る舞う金属周期開口の特性を、その表面に局在する電場の3次元イメージングにより実験的に明らかにし、局在電場モニタ型の物質センサへの応用の道を開拓することを目的としていた。THz電場の振幅と位相を同時に低擾乱で測定する手法を新たに確立し、ホーンアンテナから放射されるTHz電磁波(125 GHz) と金属周期開口の近傍界の振幅と位相の空間分布の可視化に初めて成功した。金属周期開口の近傍界が共鳴からのずれによって敏感に変化することを実験的に明らかにし、物質センシングへの応用の端緒をつけた。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (6件) 備考 (1件)
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https://sites.google.com/site/shintarohisatake/