5種の植食性昆虫種はアレチウリの切り葉では成育を完了できたが、アレチウリの鉢植えを与えた場合ではほとんど種で成育を完了できなかった。また、ウリ科食性甲虫は、寄主植物葉に円状の切れ目(トレンチ)をつけてから摂食する習性があるが、ウリハムシ類はアレチウリ葉に複数の異なるトレンチを切り、その内部を摂食したが、テントウ類はトレンチを切ったが、ほとんど摂食しなかった。以上の結果から、アレチウリの葉には摂食阻害物質は存在せず、アレチウリの葉を摂食する際に効果的なトレンチを作成できるかどうかが、アレチウリ葉の摂食を決定していると考えられた。
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