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2013 年度 研究成果報告書

アレルゲン分子構造情報とタンパク質発現情報を援用した食品アレルゲンの再評価

研究課題

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研究課題/領域番号 23658110
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 食品科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

松田 幹  名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20144131)

研究期間 (年度) 2011 – 2013
キーワード食品 / タンパク質 / 免疫 / アレルギー / プロテオーム
研究概要

既知アレルゲン(アレルギー疾患の原因となる物質)と植物種子に含まれるタンパク質のデータベースを活用して、種子タンパク質と既知アレルゲンの分子構造を比較した。類似性が認められた種子タンパク質について、アレルギー患者血清抗体(アレルゲンと結合するタンパク質)との結合を調べた結果、多くは抗体との結合性を示したが、ほとんど結合しないタンパク質もあることが明らかとなった。本研究で用いた方策が未知タンパク質のアレルゲン性の評価に有効であることが示された。同時に、食品アレルゲンの評価に関しては、既知アレルゲンとの分子構造の類似性に加え、変性や消化分解に対する感受性も考慮する必要があることが示唆された。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2013 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Allergenic potential of rice-pollen proteins : expression, immuno-cross reactivity and IgE-binding2013

    • 著者名/発表者名
      Hirano K, Hino S, Oshima K, Okajima T, Nadano D, Urisu A, Takaiwa F, Matsuda T
    • 雑誌名

      J. Biochem

      巻: 154(2) ページ: 195-205

    • DOI

      10.1093/jb/mvt044

    • 査読あり
  • [学会発表] 高分子食品成分の腸管吸収と体内動態2013

    • 著者名/発表者名
      松田幹
    • 学会等名
      第67回日本栄養・食糧学会大会シンポジウム
    • 発表場所
      名古屋
    • 年月日
      2013-05-13
  • [学会発表] 腸管免疫と腸内微生物および食品因子2012

    • 著者名/発表者名
      松田幹
    • 学会等名
      日本食物繊維学会第17回学術集会
    • 発表場所
      福岡, 中村学園大学
    • 年月日
      2012-11-23
  • [学会発表] イネ種子に含まれるイネ科植物花粉アレルゲンホモログタンパク質はアレルギー患者IgEと反応する2012

    • 著者名/発表者名
      平野 可奈, 日野 真吾, 大島健司, 岡島 徹也, 灘野 大太, 宇理須 厚雄, 松田 幹
    • 学会等名
      2012年度日本農芸化学会大会
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2012-03-23
  • [備考] 所属研究室ホームページ

    • URL

      http://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~molreg00/

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公開日: 2015-06-25  

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