研究課題
挑戦的萌芽研究
国内最大級の荒砥沢地すべりで認められた、4度以下の超低勾配すべり面を300m もの長距離運動したすべり機構の解明を目指し、低温走査型電子顕微鏡(Cryo-SEM) を用いた土粒子構造調査を実施した。その結果、すべり面を形成したシルト岩中には円筒状や格子形状の粒子が多数確認された。一方、その上位に位置した凝灰岩には、これらは見当たらなかった。せん断に伴って特異な形状の粒子が破砕されることにより間隙圧が上昇し、地すべり長距離運動が生じる可能性を示唆する結果を得た。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)
森林総合研究所研究報告
巻: 11巻2号 ページ: 71-75
Proceedings of International Symposium on Earthquake-induced Landslides
巻: 1巻 ページ: 431-435